針生 椋平 / ことわざをテーマにしたポスターの制作

ことわざとは1,000年前の平安時代から使われている先人の知恵や、生きていく上で大切な知恵を短い文章にして表現したものである。ことわざには人間・動物・植物など様々な要素が登場するが、表現としては主に文章でしか存在せず、明確な情景のイメージは示されていない。つまり、ことわざを知る人の数だけその情景に対するイメージや解釈は存在するという事になるのではないかと私は考えた。その事に着目し、私自身が感じたことわざからのイメージをビジュアライズし、ポスターとして表現する事を目的とする。

対象としたことわざ一覧(20点)… 飴と鞭 / 一石二鳥 / 鬼の目にも涙 / 蛙の子は蛙 / 窮鼠猫を噛む / 飼い犬に手をかまれる / 首を長くする / 壁に耳あり障子に目あり / 四面楚歌 / 高嶺の花 / 蛇足 / 団栗の背比べ / 泣きっ面に蜂 / 二階から目薬 / 二兎を追う者は一兎をも得ず / 猫に小判 / 臍で茶を沸かす / 豚に真珠 / 良薬は口に苦し / 藪から棒 

せんだいメディアテークでの展示風景
せんだいメディアテークでの展示風景
B1ポスター(728×1030mm)20点
B1ポスター(728×1030mm)20点
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